フラット検出装置
列車の高速化と運行ダイヤの効率化要求に伴い、ブレーキの使用頻度が多くなり、ブレーキが車輪粘着限界より大きくなると、車輪踏面にフラットと呼ばれる異常摩耗が生じます。このフラットが大きくなると乗り心地の悪化と騒音等が生じ、さきの要求に影響を与えることになります。
本装置は列車が走行状態のままでこのフラットを自動的に車輪単位で検出可能で、その構成は検出器とデータ集録装置からなります。検出器は、フラットによる衝撃加速度を検知する加速度計と車輪の通過を検知する車輪検知器と車両番号を特定するための無線電波を受信するアンテナから成り立ちます。
加速度計は左右枕木に2個合計4個取り付けます。車輪検知器は片側レールのほぼ車輪1周分の間隔をおいて2個とりつけます。アンテナはレール中央部の枕木の間に設置します。また、車両番号を送信するIDタグを車両の床下の、障害物のない位置に取り付けます。
データ集録装置にはプログラマブルコントローラを使用しており、データの演算処理、結果を通信回線を使用して遠方のデータ処理装置に伝送します。 データ処理装置では設定レベル以上の加速度を検出し、特定編成ごと、特定車両番号ごと等のデータを、検索するソフトウエアにより効率よくフラットの発生した車輪を見つけることができます。さらに、同一車両の同一車輪について複数回の衝撃加速度値を統計処理してフラットの検出確度を向上させることができます。
※パソコン、プリンタは別途ご用意ください。
特長
- 取り付け、操作などが容易
- 車輪単位でフラットを検出できる
- 車両走行中に自動的に検出でき、結果をプリントアウトできる
- 加速度方式のため取り付け、取り扱いが容易
- 異常車両の車両番号をデータにとり込むため、繰り返し走行によるデータの信頼性が向上している
- プログラマブルコントローラを使用しており長期信頼性が高い
関連PDFダウンロード
- Flat_Souchi (712.52 kB)
仕様
| 車輪検知器 | 電磁式近接スイッチ 2点(進入検知、進出検知) |
| 衝撃検知器 | 加速度計 |
| (出力感度2V/490m/s 2 (50G) | |
| 応答周波数範囲 DC~1kHz) | |
| 4点(左枕木2点、右枕木2点) | |
| 検出対象 | 車輪フラット |
| 検出範囲 | 1~490m/s 2 (50G) |
| 検出可能速度 | 20~120km/h |
| 検出可能車両数 | 旅客列車16両まで貨物列車40両まで |
| 車号認識 | 固定編成の車両1車両にマイク |
| ロ波に対応するIDタグ取付 | |
| 印字内容 | 車両通過年、月、日、時、分、秒 |
| 車両数 | |
| 車両順位(先頭からの順位) | |
| 異常車両番号 | |
| 異常車軸 | |
| 異常車輪の左右別 | |
| 衝撃加速度値 | |
| 電源 | AC100V±10% |

