安全にお使いいただくために
トルク変換器は、金属製シャフト(軸)のねじり変形をひずみゲージで検出する方式になっています。
トルクの検出は、この軸を原動機と負荷の間に介在させて行われています。トルク変換器に定格以上のトルクが加わると、塑性変形から軸破断に至ります。塑性変形に至らなくてもオーバロードトルクが繰り返し加わりますと、疲労破壊により軸が破断します。
TP、TPN型トルク変換器の軸は金属製のケースでカバーされていますので、軸の破断により破片が飛び散るようなことはありませんが、トルク変換器の軸が接続されている原動機、負荷などに影響を及ぼす場合には、軸破断について何らかの対策を施してください。
- トルク変換器は、ねじりトルクを伝達するように作られています。軸端へのラジアル荷重、スラスト荷重が加わらないようにご注意ください。ねじり以外のこれらの荷重は、起歪部(トルク軸)に過大な応力を生じさせ、破断の原因となることがあります。
- TP、TPN型トルク変換器にはフレキシブルカップリングをお使いください。リジットなフランジカップリングは軸に過大なストレスを生じさせ、特性を害すると共に軸の破断を引き起こす恐れがあります。
- 負荷側のイナーシャが大きく、原動機の回転の立ち上がりが早い場合、瞬間的に大きなトルクが負荷される場合があります。このようなケースでは、トルク変換器の定格容量が十分に大きなものを選定してください。
- 動的測定では、原動機および負荷のイナーシャとトルク変換器のねじり剛性との関係で決まるねじりの固有振動にご注意ください。また、測定系の固有振動数と近接する回転速度(回転数)で回転させることは、避けてください。

